帰宅後の疲労


親しい人と会って話して帰宅。

家に着いて「最高!」と思う。
1人になれて最高。
ほっとする瞬間が最高。

会ってた人との関係が良好なほど、1日の記憶が脳内から流れていくのに任せられる。
湯船で少しは会話がよみがえっても「うむ」と無意味にうなずいて、ざばっと立ち上がれば、もっと記憶は薄れていく。
それはとても健全なことと今は思えますがね。

少し前は、そうしてさっぱり忘れようとする自分にどこか罪悪感抱いてた。
って、罪悪いだきすぎなんだけど、でも確かに自分の内側では、洗濯物を丸めてぽいっとかごに入れるのと同じように、記憶も葬ろうとする。
デートのあとは少し複雑で、良い感触のとこだけ覚えていたいのに、心身の疲れがそれを許さない。
記憶の彼方へ流そうとする引力が思いのほか強くて、自分は彼のこと大して好きじゃないんじゃないかと思ったりした。

だけど相手が誰であれ、その日の交流を忘れていけるって案外いいことじゃないかな。
相手に気を遣ったり合わせたりして、少しゆがんだ「自分」が1人の時間に補正されていく。

だけど「流せない」ということもある。
あの人の言った言葉がどうにも引っかかる。
あんな忠告されるということは、自分は愚かに見えてたということ?
思っていたより楽観的すぎたんだろうか。
なんだかバカにされた気分。
疲れた・・・

「ま、いっか!」
そう思えるなら全然いい。
でもこういうネガティブさが積もって疲労もたまる相手というのは、大体決まってる。
・もともと気を遣う相手(先輩や上司など)
・相手が自分をどう思うのか、そればかり気になる相手
・すごく久々に会った相手
・実は前からもやもやしてた相手

総じて「推し量る」エネルギーを使いすぎている。
え!あれ、どういう意味?
ムカつく気がする(傷ついてる)
忘れてしまおう(忘れられない)
眠ってしまおう(眠れない)
お互い様だ!(無理がある)
もう嫌いかもしれない・・(罪悪感)

こういう相手とは、次に会ったとき「もやもや解消!」ということが多く、「自分の思い込み」でほとんど済むんですけどね。
もしくは「もう会うのはやめとこう」と決心するような相手。
性格が合わない、人間性の合わなさを決定的に感じるようなことがあったり。

でも例えば親しい友達や先輩でありがちなのが恋愛相談がらみのもやもや。
少ししかあらましを話してないのに「もっといい人いるよ」とか。終わりかよ!
「年下は合わないと思うよ」と言われたこともある。
そのときの好きな人はたった3つ下だったのに、「あなたには6個とか上のほうが合うと思う」みたいな。
だれ?占い師かよ!

そういうタイプとはどんどん縁が薄れていってる。
アドバイスしたがりの人は心がただかき乱されて、あんまいいことがない。
私のことを思ってくれてるんだと情が湧くけれど、引きずり下ろしたいだけと思う。長年の経験からすると。
悩める白玉みたいのをヒョイっと人の背中に投げてくる人はあんまいい人じゃない。投げといて笑ってるやつと思う。









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