何を着ても似合わないというのが数年前からの悩み。
似合わなくなってしまった。
体型の変化、フェイスラインの変化。
顔つきだって変わってきた。
2年前に見つけた「自分っぽい!」というジャンパーをこの間まで毎日のように着ていた。
自分の姿を街の鏡で見たとき愕然とした。
自分は一体いくつなんだっけと。
ジャンパーからただ老いがはみ出ていた。
仕事終わりに同僚とエレベーターが一緒になってまた愕然とした。
彼女の黒いタートルニットに、ベージュのロングコート、耳に光るピアスがなんて素敵なのかと。
いや、ジャンパーいいじゃないかと思う。
ジャンパーという響きもあの形も自分っぽいのは確かなのに、それすら似合わなくなったら自分はこれから何着てどこに行けばいいのか。
なんにもフィットしなくなるとき。
パーマをかけたい。
そしてヤンキーっぽくなりたい。
髪だけを派手にして、服は黒とかでいいんだ。
YOUのように。
やっぱYOUになりたい日が来るんだなと思った。
というのも。
40・50代のリアルな理想モデルがどこにもいないんだよな。
なぜかアシンメトリーのベリーショートスタイルとか。
いまだバブルなリッチスタイルとか。
とにかく髪を伸ばして一部を緑にしたりとか。
金が必要な個性的スタイルが多いよ。
心の同学年、本上まなみは今どんなだっけ。
PUFFYの由美ちゃんは髪を緑にしてそうだけども。
渡辺満里奈はまだアシンメトリーだろうか。
満里奈さんにはもっといろんな髪型・服装にチャレンジしてもらいたい。
世代を引っ張ってもらいたい。
でもわかる。
年を重ねると髪質に変化が出るため、きれいに伸ばすことが困難。
髪に時間をかけてもいられないし。
「すっきり」がこの年代の目的地になりがちなのはよくわかる。
新しいかばんが欲しくなった。
色は黒ですね。
今まで黒なんてつまらない色を選ぶことはなかった。
金具もいらない。
なんにもきらめかせたくない。
ひっそり無難にフィットしてればいい。
真っ白なスニーカーが流行ってるのもわかる。
色を邪魔と思う時がくるなんて。