LINEの企業アカウントを削除・整理していたら、過去のLINEグループも見つけた。
何か用事があったときだけの一時的グループ。
「今日は本当楽しかった〜」
「またおいしいもの食べに行こうね」
それで終わったのもあれば、不穏な感じで終わってるものもある。
恐る恐るそれらを再び開いてみる。
やはりグループ内になんらか怒りを抱えてる人がいて、その人の長文LINEがわっと目に飛び込んできた。
私はそれに返事調の短文メッセージを返していたが、こっちだって長文で自分の考えを綴りたかった葛藤が蘇ってきた。
でも言葉が出なかった。
長文LINEをもらうと、脳だか胸がウワーッと沸騰しそうになり、反応したいのにフリーズしてしまう。
「わかってあげたい」「理解に努める」、そして「怖い・無理」が波のように押し寄せ、その長文に相当するバランスのよいメッセージなど返せたためしがない。
だけど妙なテンションの末、こっちも長文で返したことは何度かあり、案の定不穏さが増した。
その二の舞は避けようと、必死で文章を練る。
それはすごいエネルギーを要する。
そんで結局「そうだね」とか、無難なスタンプで終わらせる。
伝えたい言葉や感情があるのに、それらを切り捨てて短文しか繰り出せなかった自分の不甲斐なさよ。
あのころの悔しさが一気に込み上げてきたけど、今となっちゃそれでよかった。
言葉を切り捨てる=何も言い返せない → 負け
この位置に置かれるのが本当に嫌でつらかったけど、それでよかったそれでよかったそれでよかった。今となっちゃ。
今もう会ってない。
なぜ会おうとならないのか、その答えがこのLINEに詰まってる気がした。